※本稿は、『プレジデントBaby 0歳からの知育大百科2023』の一部を再編集したものです。
対談テーマ1
2人目育児のポイントは「上の子ファースト」
【高橋祥子さん】(ジーンクエスト取締役ファウンダー、以下高橋)今、2人目が生まれたばかりで里帰り中。自宅に上の子を残してきているので、戻ったらイヤイヤ期の2歳児と新生児の育児が待っているのだけど、まだイメージが湧かなくて……。ただ、2回目の新生児育児はラクだと感じてる。
【福田恵里さん】(SHE代表取締役CEO/CCO、以下福田)わかる! 2歳のイヤイヤ期の子のギャン泣きに比べたら、0歳児の泣き声はもはやBGM。癒やしのように感じるよね。
【高橋】夜中に起きる大変さはあるけれど、おむつも替えさせてくれるし、お風呂も入れさせてくれるし(笑)。
【福田】イヤイヤ期の子はやらせてくれないもんね。この前も朝、起きてすぐに、「この服はやだ」「朝ごはん食べない」「保育園行かない」「公園、行く」……って。なんとか気分をのせようとするけれど、うまくいかずに号泣モードに入っちゃうと、予定がどんどん狂ってしまう……。
【高橋】そうそう。着替えとか食事とか、保育園の送り迎えといった「育児そのもの」が大変というよりは、時間のコントロールができないことが大変。30分かかるってわかっているなら、30分前から準備するけれど、予測不能。さらにそこに赤ちゃんが加わったらどうなるの? 未知すぎる!
【福田】うちは長男が2歳で、次男が5カ月なんだけど、赤ちゃん返りも一切なくて、お兄ちゃんは弟を「ベイビー♡」って呼んで、ハグしたりチューしたりと、オープンマインドな愛情表現をしているよ。
【高橋】すごい! コツはあるの?
【福田】第2子が生まれてから、徹底して上の子ファースト。とにかくすべてお兄ちゃん優先。何か要望してきたら、赤ちゃんが泣いていても、すぐに対応する。毎日これでもかっていうくらいハグして、愛情表現をしまくっているから、満たされているのかな。「ママをとられた」という嫉妬も芽生えず、弟の誕生を素直に喜んでくれている。
【高橋】それはいい、わが家でも実践してみるよ。