仕事も育児も両立し持続可能なものにするにはどんな工夫が必要だろうか。プライベートで親交があり、ともにベンチャー企業の経営に携わりながら2歳と0歳児を育てている2人の女性CEOが対談。育児を夫婦で乗り切るための課題や育児と経営の共通点などについて語り合った――。(後編/全2回)
※本稿は、『プレジデントBaby 0歳からの知育大百科2023』の一部を再編集したものです。
対談テーマ4
対談テーマ1~3から続く
パートナーは共同経営者! 子育ては会社経営と似ている
【福田恵里さん】(SHE代表取締役CEO/CCO、以下福田)よく男性は体の変化がない分、親の自覚が芽生えるのが遅いといわれるよね。わが家の場合は、妊娠してからパートナーにタスクを渡すようにしていたよ。「書類を書いて役所に提出する」「ミルクを作る」など、具体的なタスクをこなしていくうちにだんだん子育てに対する解像度が上がっていった感じかな。今では完全に育児の役割分担は半々。
【高橋祥子さん】(ジーンクエスト取締役ファウンダー、以下高橋)タスクをこなせば、スキルが上がるよね。