元大阪市長・大阪府知事で弁護士の橋下徹さんであれば、ビジネスパーソンの「お悩み」にどう応えるか。連載「橋下徹のビジネスリーダー問題解決ゼミナール」。今回のお題は「レピュテーションリスク」です――。

※本稿は、雑誌「プレジデント」(2023年7月14日号)の掲載記事を再編集したものです。

元大阪市長 橋下徹氏
撮影=的野弘路
早稲田大学政治経済学部卒業。弁護士。2008年から大阪府知事、大阪市長として府市政の改革に尽力。15年12月、政界引退。最新の著作は『折れない心 人間関係に悩まない生き方』(PHP新書)。

Question

なぜ岸田首相は長男を“処分”したか

首相公邸での少々不謹慎な「忘年会」写真が週刊誌報道で流出し、世論の批判が高まったことから岸田文雄首相は長男の翔太郎秘書官(当時)を事実上更迭しました。明白な不法行為や規律違反がない中での「処分」です。岸田首相や翔太郎氏の対応ぶりを、橋下さんはどう見ますか。