「時給7000円の仕事」とはどんなものか。カリスマキャバクラ店長の黒服ムラカミさんは「私は応募者の面接をするときに、『時給7000円を稼ぐには、月の売り上げが200万円は必要』などと説明します。給料は『もらうもの』ではなく、『自分の力で稼ぐもの』という意識を持てなければ、この仕事を続けられないからです」という――。

※本稿は、黒服ムラカミ『黒服の手帳 カリスマキャバクラ店長が教える「部下を動かす」技術(小学館クリエイティブ)の一部を再編集したものです。

財布からお札を出す人の手元
写真=iStock.com/Anson_iStock
時給7000円の仕事とはどんなものか(※写真はイメージです)

時給7000円の仕事の中身

高い報酬を得たいのであれば、それに値する仕事をしなければなりません。楽してお金を稼ぐことは絶対にできないと思います。

特にキャバ嬢は高時給であることに目が行きやすいので、高い報酬を得るためのハードルを最初に伝えておかなければなりません。

当店では求人広告に「時給7000円以上可能」と書いているので、応募者の多くには「割のいいアルバイトを見つけてラッキー」という感覚があります。

面接を行うとき、私は「時給7000円の仕事ってどんなものだと思います?」と尋ねます。

続けて、「当店の給料体系で時給7000円になるためには、月の売上が約200万円は必要です。そのためには○人のお客様を呼ぶ必要があり、そのためには週6日出勤して○件の連絡先交換をしなければならず……」といった仕事内容の話をします。

応募者の反応はさまざまです。「じゃ、最初は3000円でいいです……」と尻込みする人もいれば、「分かりました。その仕事内容をこなすので7000円ください」と胸を張る人もいます。こうしてスタート時給が決まります。

キャバ嬢には、給料は「もらうもの」ではなく、「自分の力で稼ぐもの」という意識を持ってほしいと思っています。

もちろんこのように伝える以上、従業員たち黒服も期待(報酬)以上の仕事を行うことが必須です。キャバ嬢たちに具体的な仕事ぶりを見せて、その姿勢を示す必要があります。