※本稿は、石黒智也『消化器内科の名医が本音で診断 「お腹のトラブル」撲滅宣言!!』(双葉社、鳥居りんこ 取材・文)の一部を再編集したものです。
「顔出し&治療件数」は良医のバロメーター
ちょっと前のことですが、腰のヘルニアが悪化し、一時は「すわ、手術か⁉」と覚悟しました。幸いなことに、整形外科の名医と巡り会ったおかげで事なきを得、今やどこから見ても意気軒昂。元の健康体を取り戻しております。しっかし、あれは痛かった……(泣)。
医者を生業としている僕が言うのもナンですが、やっぱり体の具合が悪い時には「神様・仏様・お医者様」ってなりますよね。「何はなくとも健康が一番」を改めて思い出させてもらいました。治してくれたドクターには感謝しかないです。
同時に、久々に患者さん側の気持ちを味わえたのも貴重な体験でしたね(激痛と引き換えというのが玉に瑕ですが……)。
皆さんも体調を崩した時など、「どこかに名医は落ちていないものか?」という気分になったりしませんか? 医者の僕であっても、「この症状は○○先生にお任せ」なんてリストがあったら欲しいくらいです。
しかし! 令和の僕らにはインターネットという心強い味方がいる‼
何を隠そう、僕も先ほどの整形外科の名医をネットで知りました。そうです、僕自身が検索の鬼(笑)と化して調べていったという次第。病院選びも、今や「クリック一発、ネットでGO!」って時代になりましたね。
いや~、便利な世の中になったものです。自宅にいながらにして、よさげな病院かどうかを判断できるようになったんですから、画期的! ただ、何でもそうですが、ネットの医者選びにもネックはあります。数と情報が膨大すぎて、どうにもこうにもめんどくさい。何をどう選択すればいいのかわからなくなって、結局お手上げということも、なきにしもあらずです。
そこで、ここでは、どんなことを手掛かりにすれば、「ベストとは言えないまでも、ベターな選択になるのか」についてお話ししましょう。