自分の人生を本にしたい。仕事で培ったノウハウを世に伝えたい……。だが、そんなに甘くない!エッセイの達人が、人気ブロガー、さらにはプロ作家になるための4つの心得を開陳する。

■プロのコツはこれ!
  キーワードはピンホールカメラ。視点は小さく!

「私は米軍に雇われて死体を洗う仕事をしていた」「私は首相の元秘書で大スキャンダルをつかんでいる」……。もしあなたがそういう人物ならすぐにでも本が出せるだろう。多少文章がへたでも無名でも、出版社はとびついてくるはず。しかし、そんな大ネタのある人はまずいない。ではどうしたらいいか。そこが出発点になるはずなのに、長年文章講座をやってきた私にいわせると、アマ文筆家の皆さんの大半はこの基本がわかっていない。

間違いのその1は、名づけて「なりきり評論家」だろうか。ただ新聞雑誌をよく読んでいるだけで、その方面の専門家でもなんでもない人が、「参院選後の日本経済」を占ったり「岡田ジャパンと心の教育」を説いてみせたりする。ご本人はすっかりいい気分なのだが、これは噴飯もの。読んでみると、ネタ元は昨日の「日経」だったり先月の「PHP」だったりで、すべて受け売りなのである。

(大塚常好=構成)
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