どんなに素晴らしい戦略やビジョンも、実行されなければ無意味です。本書は、そのためのノウハウを事例を交えて解説しています。
物事をやり切るために不可欠な要素の一つとして、著者は「謙虚さ」を挙げます。相手のふとしたしぐさや何気ない一言に隠れた本音を見抜けるかどうかは、謙虚な心持ちで相手と向き合えるか否かにかかっている、という主張に膝を打ちました。
海外進出先で接客や商品に関する価値観が異なる現地スタッフと衝突したとき、本書を手にしました。こちら側が謙虚になることで意思疎通がスムーズになり、仕事が動き出す糸口になりました。こうした謙虚さと実行力との関わりを弊社の社員にも心得てほしいと思います。