閉経を機に性的なエネルギーが高まる
男女のオシャレに費やす熱量の違いは、性に対するエネルギーの違いがそのまま表れていると考えられます。
女性は閉経を機に男性ホルモンの量が増え、人付き合いやボランティア活動が活発になる傾向が顕著ですが、一方で性的なエネルギーの高まりも確認できます。
女性は“推し”のアイドルに熱中することが多いようです。中年以降になってもかつての『冬のソナタ』のペ・ヨンジュンや、演歌歌手の氷川きよし、フィギュアスケートの羽生結弦、スーパー銭湯アイドルの純烈などのコンサートで大いに盛り上がっています。
これらの行動は一種の擬似恋愛、擬似セックスであると考えられます。それくらい性や恋に対する欲求が高いのです。
男性が地味なファッションに満足し、しょんぼりと元気がないのは、性愛に対する興味を失っているからにほかなりません。
同じ服で外出すると脳は老ける
男性がオシャレに興味がないのは、無頓着以上に「目立つのはカッコ悪い」という意識があるせいかもしれません。
これもサラリーマン時代の悪しき弊害なのでしょうか。
「服はいつものモノトーン系。清潔ならそれでいい」と思い込んでしまう男性が多いような気がします。
ワードローブを増やさず、いつも同じ格好をしていたら、外出する喜びが半減します。
新しいシャツを着れば、散歩をする気持ちも華やいできますが、同じシャツとズボンではそんな気持ちになれません。
いつしか出かける回数も減るようになり、脳はヨボヨボへの道をまっしぐら、ということになります。