「プラスα」のひと言でさらに好印象に

感謝の一言を伝えられるようになったら、さらにプラスαの一言を付け加えましょう。受け取り上手な上に謙虚な良い印象を持つ人は、「○○さんに褒めていただけるなんて光栄です!」「○○さんのサポートのおかげです。ありがとうございます!」など、嬉しい気持ちを素直に表現しています。

感謝の気持ちを表す女性
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相手の言葉を受け取ると同時に、持ち前の謙虚さもしっかりと伝わります。素直に喜んでくれる姿を見ると、褒めた側も「伝えて良かったな」と幸せな気持ちになります。ここではあまり深く考えずに、「あなたに褒めてもらえて嬉しい」という率直な気持ちを言葉にすることがポイントです。

わざとらしい表現になっては本末転倒です。もし、あなたがなかなか受け取り上手になれない謙虚すぎる人だとしたら、少し違う言い回しもあります。「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えた後に、「おかげさまで今後もがんばれます!」「引き続き精進します!」と今後に向けた心意気を伝えてみてください。褒め言葉を突っぱねることなく、まずは感謝をしてから謙虚な姿勢を表現してみましょう。

これは少し応用スキルですが、そもそもあなた自身が褒め上手になっておくこともおすすめします。自ら誰かを褒めることに慣れていれば、人からの褒め言葉にも抵抗が少なくなります。自分自身が誰かを褒め慣れていない場合は、どうしても褒められる時には身構えてしまうもの。日頃から気づいたことがあれば、その場で相手を褒めるようにしてみましょう。

・POINT
感謝の言葉の後に、率直な嬉しい気持ちを付け加える

「嫌み」にはシンプルな質問で切り返す

生きていれば嫌みや皮肉の一つや二つ、言われることがあります。当然のことですが、嫌みを言われて嬉しくなる人はいません。言い返したいけどなかなか勇気がいるし、我慢するのも自分が苦しくなる一方です。そのような時、一体どのように対応すれば良いのでしょうか。

嫌みというのは、そもそも相手に不快な思いをさせることが目的です。はっきりとストレートに言ってくれればまだ良いものの、わざと遠回しに皮肉交じりに言ってくるので余計に腹が立ちます。しかし、言い返したところで売られた喧嘩を買うことにすぎず、残念ながら相手と同レベルになってしまいます。言い返すくらいなら、やはり無視するほうが良いでしょう。

昨今流行っている、スルー力も、時には効果的です。無反応を心がけることで、その場はなんとか切り抜けられるはずです。しかし、あなたがワンランク上を目指すのであれば、もう一つしてほしいことがあります。私が実際に見たこともあり、実践して効果があった方法です。

それは、嫌みに対して「どういう意味ですか?」とシンプルな質問をする方法です。ポイントは、攻撃的にならず、できるだけ爽やかにサラッと言うこと。感情的に聞いてしまうと、言い返すのと同じ印象になってしまいます。多くは語らず一言のみ伝えましょう。