10ドルだった朝食がいまでは20ドルに

私が住む米国の物価上昇は日本より深刻である。私は車の運転をやめたので、普段は散歩以外にほとんど出歩くことがなく、買い物は妻がするので、物価上昇を体験する機会は少ない。それでもかつては10ドルで食べられたような簡単な朝食が20ドルを超えていたりするので、インフレを実感する。

スーパーで商品を選ぶ女性
写真=iStock.com/aogreatkim
※写真はイメージです

一方で、いま日本に旅行する米国人は、円安の恩恵を最大限に楽しめる。日本の物価も食料品を中心に値上がりし始めているが、米国に比べれば気にならない程度だ。