【親が人のために行動するといいことがある?】
アンケートでは「親はボランティア活動をやっていましたか?」の質問には42%がYESと回答。前野さんは「できる範囲で積極的にボランティア活動などの利他的な行動をしたほうがいい」という。
「人のために行動すると幸せを感じ、心が安定することがわかっています。ただし、子供に『人のために行動しなさい』と声をかけてもあまり意味がありません。親の姿を見て、子供も利他的な行動が自然に身につくのがいいですね」
PTAなどは参加が必須なことも多いだろう。子供への教育的な影響を考えるなら、嫌々するのではなくできるだけ積極的に参加したい。
「電車で席を譲る、ごみを拾うなどでもOKです」(前野さん)
前向きな声かけをした 72%
ミスをしたときに責めなかった 47%
できないところよりできるところに注目した 78%
※アンケート:2022年7月にトモノカイの協力を得て、現役の東京大学の学生・大学院生150人にWEBアンケートを実施。
教える人 前野マドカさん
EVOL株式会社代表取締役CEO。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属SDM研究所研究員。IPPA(国際ポジティブ心理学協会)会員。夫の前野隆司・慶應義塾大学大学院SDM研究科教授とともに、ウェルビーイングを研究し、ワークショップやコンサルティング、研修や執筆活動などで幅広く活躍。著書に『最新の「幸せの研究」でわかった しなやかで強い子になる 4つの心の育て方』など。
EVOL株式会社代表取締役CEO。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属SDM研究所研究員。IPPA(国際ポジティブ心理学協会)会員。夫の前野隆司・慶應義塾大学大学院SDM研究科教授とともに、ウェルビーイングを研究し、ワークショップやコンサルティング、研修や執筆活動などで幅広く活躍。著書に『最新の「幸せの研究」でわかった しなやかで強い子になる 4つの心の育て方』など。
(構成=浦上藍子)