職場の人間関係を円滑にするにはどうすればいいか。コミュニケーション術に詳しいコンサルタントの岡本康平さんは「相手の真意を見抜くことが重要だ。腕組みや視線の動きといった『しぐさ』から相手の本音を読み取ると、コミュニケーションがとりやすくなる」という――。

※本稿は、岡本康平『100%好かれる 人たらしの習慣』(総合法令出版)の一部を再編集したものです。

腕組みをするビジネスマン
写真=iStock.com/AlexandraFlorian
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「腕組み」に隠されている深層心理

会議や打ち合わせのとき、相手の真意を測りかねることがよくあります。「部長はこのプロジェクトに乗り気なのか?」「昨日の接待では相手を褒めていたけれど、新規案件をこのまま相手にお願いしてもよいのかしら?」。

回答を迫ってもあいまいな返事しか返ってこないと、こちらはやきもきするばかりです。

そういうときには、相手をじっくり観察してみましょう。その人の深層心理が外面に表れることはよくあることです。

心理学的には、腕組みは、警戒心の強さの表れです。また、何かを熟考するときも、人は腕を組む傾向があります。こういうときは、これまでの情報を自分の内面に落とし込んで、もう一度精査していると考えてよいでしょう。

それ以外の要因を取り込みたくないので、腕を組んで邪魔が入らないように自己防衛しているのです。

ウソをつくときに見るのは、右上か左上か

人の瞳孔はショックを受けると大きく開くので、そういう場合は興味・関心が強くなっていると考えられます。ただ、肯定的とは限らないので注意が必要です。

また、何かを企んでいるときは左下を見るのは、左脳が計算をつかさどるからです。

ウソをつくときに右上を見るのは、右脳が想像をつかさどるからだと言われています。ウソをついたあとの「未来」を考えるからです。

このように人それぞれと思っていたしぐさにも、共通するパターンがあるのです。

・POINT
外見やしぐさから、固い印象を受ければ、相手は緊張や否定のイメージを内面で抱いています。また柔らかい印象を受ければ、共感や肯定していると考えてよいでしょう。その精度は必ずしも100パーセントとはいかないのですが、一般的な考えの傾向を示しているといえます。