肉を食べると明るくなる

もうひとつ大事なのが、「男性ホルモン」の減少を抑えることです。

男性ホルモンは数種類がありますが、その中で意欲に大きく関わっているのが「テストステロン」です。

テストステロンは、次のようなことに深く関わっています。

・好奇心
・興味
・集中力
・判断力
・性機能

女性は加齢によって女性ホルモンが減少すると、自然と男性ホルモンが増えてきますから、それほど心配する必要はありません。

男性の場合は、年齢とともにテストステロンが減ってくるので、その維持を心がけることが必要になります。

その対策として有効なのが、「肉を食べる」ことです。

さまざまな肉や野菜などのバーベキュー料理
写真=iStock.com/golubovy
※写真はイメージです

男性ホルモンの原料は「コレステロール」ですから、積極的に肉を食べることがテストステロンの維持につながります。

コレステロールには「悪玉」というイメージがありますが、肉を食べて、少し太り気味くらいの方が、じつは長生きできる……ということは、世界中の調査結果のほぼ一致した結論です。

アメリカ人は一日に300gの肉を食べていますが、日本人の平均はわずか80gです。高齢者であれば、その量はさらに少ないと考えられます。

意欲の低下を抑えるためには、意識して肉を食べることが重要です。