若くいたいと思っている人を揶揄するな
日本人には、人が「若くありたい」と思ってやっていることを、とかく「白い目」で見る傾向があります。
女性が少しでも若い髪型をしたり、若い格好をしていると、「若作り」とか「イタイおばさん」と揶揄します。
私たちの周りには、人が若さを保とうとしていることに対して、あざ笑うような言葉がたくさんあります。
・ボトックス疑惑
・整形疑惑
・ズラ疑惑
本人が若くありたいと思ってやっていることを、周囲の人たちは、「似合わない」とか「不自然だ」と嘲笑しているのです。
私は常々、「若くあろうとする人たちを、そんな形で揶揄していいの?」と思っています。
ボトックスというのは、「ボツリヌストキシン」を注射することで、神経伝達物質である「アセチルコリン」の放出を抑制して、加齢による顔の「シワ」の解消に使用されます。
男女に関係なく、顔が若返ることで、表情も若返り、気分も若返ります。
それのどこが悪くて、「疑惑」と考えるのでしょうか?
「ズラ疑惑」も同じことです。
有名な俳優さんやアナウンサーがカツラをしているからといって、誰かに迷惑をかけているわけではありません。
本人が若くいたいと思っているのに、周りがとやかく言う必要はないのです。
ナチュラルが一番ではなく「タブー」を減らすこと
多くの日本人は、「ナチュラルが一番」と考えていますが、そう言いながら、毎日、不自然な化学物質を飲み続けて、血圧を下げたりしています。
ナチュラルではないと知りながら、少しでも長生きしたいとか、健康でいたいとか思うから、クスリを飲んでいるわけです。
不自然という意味では、どちらも同じということに気づいていないのです。
アンチエイジングに関して、日本人は勝手に「いけないことだ」と決めつけていることがたくさんありますが、年齢を重ねてくると、自分では「いけない」と思うことであっても、多少は手を染めないと若さは保てなくなります。
なぜなら、年齢よりも若くいようとすること自体が、そもそも不自然なことだからです。
若くありたいと思うならば、「タブー」を減らすことが大事です。タブーが多ければ多いほど、自分に枷をかけることになります。
そうでなくても意欲が落ちているのですから、枷だらけになってしまうと、身動きが取れなくなってしまうのです。