5%社員だけが持つ「特異点」6つ
一方で、各社の5%社員に共通し、かつ95%社員にはない「6つの特異点」もありました。具体的には、次のとおりです。
①仕事を受けてから初動までが早い
②相手(上司や顧客など)とアウトプットのイメージを合わせる
③ゴールから逆算して必要最低限のプロセスを決める
④プロセスにおける作業を小分け(細分化)
⑤長時間作業をせず、こまめに休憩する
⑥期限より少し早く完了させて、次の仕事の初動も早い
②相手(上司や顧客など)とアウトプットのイメージを合わせる
③ゴールから逆算して必要最低限のプロセスを決める
④プロセスにおける作業を小分け(細分化)
⑤長時間作業をせず、こまめに休憩する
⑥期限より少し早く完了させて、次の仕事の初動も早い
5%社員は「事前準備が9割」
まず、5%社員の特異点①~④は「仕事の事前準備」にまつわることです。
①仕事を受けてから初動までが早い
5%社員の決定的な特異点は、初動が圧倒的に早いことです。仕事を受けてから間髪容れずにスタートします。
②相手(上司や顧客など)とアウトプットのイメージを合わせる
初動が早い5%社員ですが、いきなり手を動かして作業するのではなく、アウトプットのイメージを明確にします。5%社員は、アウトプットの品質に齟齬があると修正に時間がかかり、評価されないと考えているのです。
たとえば設計図面であれば、提出者に質問をして完成イメージをすり合わせてから実作業に入ります。
③ゴールから逆算して必要最低限のプロセスを決める
納品先の相手とイメージをすり合わせたら、期限から逆算して必要最低限のプロセスを組みます。いつまでに○○を終えておく、といった手順をつくっているのです。
④プロセスにおける作業を小分け(細分化)
プロセスが明確になったら、作業を細切れ(細分化)して、隙間時間や移動時間でも処理できるようにしています。
5%社員は、このようにして「仕事の準備」を整えています。