「ガンダムランドみたいなものをつくる企画書もあるんですよ。時期を見て本当にやりたいな、と思っています」

真顔でそう語るのは、日本SGIの戦略事業推進本部長、大塚寛(36歳)。同社新規事業開拓の責任者だ。「新規事業」の中核はロボットである。なぜロボットなのかといえば、「僕がやりたかったから」(大塚)。

ふつう、新規事業といえば、自社の事業ポートフォリオを分析し、市場の魅力度や事業の実現可能性を測定した結果を役員の前でプレゼンして……といった道筋で動き出す。が、日本SGIの新規事業は、大塚の「やりたい」だけで始まった。産業用ロボットを除けば、そもそもロボットの定義さえはっきりしない状況で、市場規模など計算しようがない。