オリンパスとともに“一大経済スキャンダル”となっているのが、大王製紙の井川意高前会長による連結子会社からの巨額の資金借り入れである。

大王製紙には国内連結子会社が35社あって、うちダイオーペーパーコンバーティングなどの7社から井川前会長は、2010年5月から翌年9月にかけて合計26回もの借り入れを行っていた。その総額は106億8000万円に達する。

このうち47億5000万円が11年7月までに返済されているものの、うち29億4300万円は、連結子会社の株式および井川家のファミリー企業と考えられる「エリエール総業」の株式で返済されている。貸主の連結子会社が株式を購入し、その購入代金を貸付残金の返済に充てる格好である。