「戦略」とは現状の枠組みを変えることだ
ソニーは、2009年3月期連結決算の営業損失が約2278億円と過去最大の赤字となり、苦境に立たされている。
2009年5月、ソニーは、テレビ事業本部とオーディオ・ビデオ事業本部、デジタルイメージング事業本部を改編し、新たな事業本部を新設すると発表した。ソニーは2005年にもカンパニー制度を廃止し、大きな組織変更を行っている。相次ぐ組織改編は、組織が機能不全を起こしている証左と言えよう。
今、日本の電機メーカーは、軒並み収益性の低下に悩まされている。原因は何か。アルフレッド・チャンドラーの理論に基づき、業績不振の要因を「組織」の観点から明らかにしてみたい。
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