※本稿は、中山ゆう子『わたしは「私」を諦めないことにした』(青春出版社)の一部を再編集したものです。
会うと疲れる「エネルギーヴァンパイア」
人と会って帰ってくると、「なんか元気になれた!」というときと、「なんか、疲れたなあ」というときがありませんか?
前者が会っていたのは、エネルギーを与えてくれる人。
後者が会っていたのは、エネルギーを奪う人。
もちろん、そのときの相手の状況や、自分の状態もあります。でも、基本的に、エネルギーを奪う人というのは、いつも奪う人なのです。
こういう人を、「エネルギーヴァンパイア」と言います。
「もしかしたら、自分自身がエネルギーヴァンパイアになっていないか?」ということは気をつけないといけませんが(笑)、皆さん、案外知らないうちエネルギーヴァンパイアと会ってしまっていたりするのです。
家族にイライラをぶつけたら本末転倒
「誘われたから」「仕事だから」「時間があったから」「聞きたいことがあったから」と。そして、帰宅して、「なんか、今日は疲れたな」と、お風呂でため息をつく。
エネルギーヴァンパイアにエネルギーを吸い尽くされてしまうと、あなたも、エネルギーヴァンパイアになっていきます。
なぜかというと、吸い尽くされてエネルギー不足に陥ると、どこかからエネルギーを補填しなければいけなくなるからです。よくあるのは、家族にイライラをぶつけることで萎縮させ、ひょいっとエネルギーを奪ってしまう、ということ。
ですから、もしあなたの周りにエネルギーヴァンパイアがいるのなら、できるだけ会う回数を減らし、距離を置きましょう。その人がいてもいなくても、あなたの人生になんら影響がないのなら、離れるようにしましょう。
私たちは、エネルギーを与え合うことで、いい影響、いい関係性を育んでいくことができます。
ですから、今日から、エネルギーのことをちょっと意識してみてください。自分から発しているものや人が発しているものが、よくわかるようになっていきます。