「調査報道」によって、不正や悪政を追及する

メディアは常に「ウォッチドッグ」、権力を監視する番犬でなければならない。〈おかしなことがあれば、すぐに「ワンワン」と吠えて、国民に危険を知らせる〉。時間とお金とエネルギーを大量に投入する「調査報道」によって、不正や悪政を追及するのだ。

マーティン・ファクラー著『吠えない犬 安倍政権7年8カ月とメディア・コントロール』(双葉社)
マーティン・ファクラー著『吠えない犬 安倍政権7年8カ月とメディア・コントロール』(双葉社)

しかし、〈第二次安倍政権の誕生以降、番犬たちは総じておとなしくなってしまった。なかには、エサをねだって、権力者にすり寄る犬もいるほどだ〉。