塾の休校や夏休みの短縮など、今年の中学受験生は新型コロナに振り回されてきた。受験本番ではどんな対策を心がければいいのか。中学受験学習塾・スタジオキャンパスの内田実人氏は「勉強が計画通り進んでいない中学受験生が大逆転するには、第2志望選びが肝になる」という――。

※本稿は、『プレジデントfamily2020年秋号』の記事の一部を再編集したものです。

勉強する中学生
写真=iStock.com/taka4332
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家庭の力が例年以上に問われる

「今年は特に新型コロナウイルスの影響で、家庭ごとの学習の進捗しんちょくの差がかなり大きいです。わが子の現状を正確に把握し、苦手な箇所を特定して、いかに効率的に学習させるか、家庭の力が例年以上に試されます」

個別指導塾TESTEA(テスティー)の塾長、繁田和貴氏はこう語る。「多くの塾は個々の生徒の苦手を把握し、適切にアドバイスできているとは言えません」

知識の抜け漏れを残したままカリキュラムを進めていっても、志望校に合格する力はつかないと繁田氏は言う。「自分の課題を探し、対策する作業は、各家庭でやるしかないのです」

繁田氏は秋以降の学習について、次のように提案する。

「本番までに、不正解を正解に変える作業をどれだけ数多く、効率的に行えるかが勝負の分かれ目です。そこで重要なポイントが二つあります。一つ目が“合格に必要な問題だけに学習を絞ること”。もう一つは、“学習プロセスの効率化”です」

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