読まれる文章を書くには、どうすればいいのか。『稼ぐ人の「超速」文章術』(Discover 21)を出した中野巧氏は「ウェブの文章表現では1行目でほぼ全て決まる。読まれるタイトルや書きだしは10パターンに分類できる」という——。
※本稿は、『稼ぐ人の「超速」文章術』(Discover 21)の一部を再編集したものです。
「1行目の目的は、2行目を読ませること」
読んでもらえない。それは存在しないこと。
どうすれば読んでもらえる文章を書けるようになるのか、を考えたとき、もっとも重要なのは、1行目(タイトルや書き出し)です。
文章の1行目の目的をご存じでしょうか? 1行目には、1行目の明確な目的があります。
アメリカのセールスライター、ジョセフ・シュガーマン氏は言います。
「1行目の目的は、2行目を読ませること」
「2行目の目的は、3行目を読ませること」
「3行目の目的は、……」
つまり、常に次の行を読んでもらえれば、最後まで読んでもらえるという理屈です。その意味では、1行目の目的(2行目を読ませること)を達成することが最も重要です。
なぜなら、まずは2行目で読んでもらえないことには、その後に続く文章は存在しないことと同じだからです。