<書き出しに活用できる>

8.擬音:擬音から文章を始める
(例)ガラガラガラーッ。私の中のプライドが一気に崩れ去りました。
(例)ドンドンドン。まるで私の心臓が直接ノックされるような衝撃でした。

9.会話:会話から文章を始める
(例)「たった5時間で売上げが上がるはずがない!」
(例)「ここで英語を学んだ3カ月後、字幕が出る前に笑っていました」(○○さん 42歳 女性)

10.名言:名言や格言から文章を始める(もじるのもよい)
(例)「飛ばねぇ豚はただの豚だ」(映画『紅の豚』より)
(例)『文章力を身につければ、鬼にマシンガン』

ブログやメルマガは「タイトル(件名)」でほぼ決まる

タイトル(件名)は最後に考えてください。ブログやメルマガで読まれるために、何が一番重要かといえば、タイトル(件名)です。

たとえば、メールマガジンが開封されるかどうかは、タイトル(件名)で、ほぼ決まります。

パッとタイトルが思い浮かぶこともありますが、私は最初にタイトルをつけようとしてよく泥沼にハマっていました。

記事を書き終わったあとに、全体を見直しながら、「この記事を読んでもらうためのタイトル(件名)は何だろうか?」と考えたり、記事の中で、目に飛び込んでくるワードを、2~3つくらい選んで、それらをつなげて考えるのがタイトルを作るコツです。

「何を書くかよりも、何を書かないか」

「自分の言いたいことや気持ちを文章にまとめられない」
「ちゃんと伝わっているかどうか不安」

といったときに、重要なことは、「何を書かないか」。

1.そば屋のコーヒー
2.スタバのコーヒー

コーヒーを飲みたいとき、あなたはどちらを選びますか?

選べるとしたら、ほとんどの方が「2」を選ぶと思います。それは、なぜでしょうか?

何にでも手を出している感が漂う、そば屋の中途半端さではなく、コーヒーに特化しているスタバのエキスパート性を選んでいるからではないでしょうか。

何でもできる≠何にもできない

ということを、本能的に知っているからかもしれません。

「何をするかより、何をしないか」が、エキスパート性につながります。

原稿に赤を入れる手元
写真=iStock.com/AndreyPopov
※写真はイメージです

私が尊敬するスティーブ・ジョブス氏も、「最も重要な決定は何をするかではなく、何をしないかを決めることだ」と言っています。

文章も同じです。

「何を書くかよりも、何を書かないか」

これが大切です。

私が昔よくやっていた間違いは、言いたいことをあれもこれも、何でもかんでも詰め込んでしまうこと。

あれもこれもの、てんこ盛りをやめてみると文章がスリムになって伝わりやすくなり、記憶にも残りやすくなります。

ブログで言えば、「1記事=1メッセージ」となります。