モチベーションをテーマとするコンサルティング会社の代表を務めているが、企業変革の際にいつも突き当たる壁が「企業文化」である。本書は「企業文化とは何か」「企業文化の機能は」「企業文化のアセスメント」「企業文化の変容プロセス」に関して重要な示唆を与えてくれる。

企業社会では、今後ますます買収や合併あるいはジョイントベンチャーなど、異なった文化をもつ企業同士が出合う場面が日常化することになる。経営者やリーダーが組織の成果を高めていくためには、これまで以上に「人材のモチベーション」や複数の人材が集うところに生じる「企業文化」の重要性を理解し、それらをマネジメントする手腕が問われるであろう。

本書はその分野の決定版である。