常識に反することを実行しなければならないときがあります。そんなときにこの本と出会い、自分の考えが間違っていなかったことを確認できて勇気づけられました。
たとえば、利益増のために材料原価や人件費を減らすという考え方があります。しかし僕は逆で、特に原価を減らすと商品価値が下がり顧客が減ると考えています。
実際に、原価を上げていいサービスとおいしい豆富を提供する店舗で来客数が増えています。それは「100円マック」を充実させ100円の価値を高めることで集客力を上げる、という著者の考えに通じます。「実行しながら検証してベストの結果を出す」という言葉にも説得力があります。仮説検証や市場分析をしてから実行するのでは時機を逃してしまうほど変化が激しいからです。