「買い手市場」の中で17.5万人の追加採用を発表したアマゾン

つい最近まで、新卒採用は「超売り手市場」と言われていましたが、新型コロナウイルスの影響により、急激に買い手市場へと移っています。要するに、採用を中止・延期する企業が増え、学生が就職しづらくなっているのです。

オンライン面接。オンライン会議。オンライン ビジネス。
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実際に現在、首都圏の中小企業の51.8%が採用活動を中止または延期しています。一見、今年の就活生は可哀想にすら思えてしまいますが、少し発想を変えると悪いことばかりではありません。

例えばこの市況の中で、突然なじみ深いものになったオンライン会議ツール「Zoom」は、ユーザー数が1000万人から2億人に急増しました。すると、Zoomを提供する企業は人手が必要になり、採用を強化します。米アマゾンも3月以降に17.5万人の追加採用を発表しました。

このように、コロナの影響の中で採用を強化する業界と、採用を縮小する業界が明確に分かれ、今後成長していく企業が今までより分かりやすくなっているというメリットがあります。しかし、そういった企業は当然就活生の間で人気を集めるため、競争は激しくなります。

採用活動では、新卒・中途問わずオンライン面接が主流になりつつあります。コロナで変わる就活市場では、どんな人材が求められるのでしょうか。