コロナを引き金に顕在化した違和感
新型コロナウイルスの感染拡大で、これまで常識だった価値観が揺らいでいます。一方、こうした「価値観の変化」は、コロナ禍以前から進んでいた面もあるように受け止めています。
私は2012年から「電通若者研究部」の研究員として、大学生などとの共同プロジェクトを多数手がけてきました。そして若者たちをみていると、コロナ禍で急速に進んだように思われる「価値観の変化」が、すでに先取られていたことに気付きます。
電通若者研究部では、その変化を以下の7つにまとめています。
1.殿様化
2.時決ニーズ
3.能動圧力
4.Mind to Mind
5.アンダーコントロール感
6.オピニオンファースト
7.不文律のリセット
2.時決ニーズ
3.能動圧力
4.Mind to Mind
5.アンダーコントロール感
6.オピニオンファースト
7.不文律のリセット
私はこれから、上記のような価値観の変化が、若者だけでなく、全世代に広がっていくのではないかと考えています。具体的にどのような変化なのか。ひとつずつ見ていきましょう。