テレワークで見直したい通勤定期の買い方

交通費はどう削減するのか。外出自粛の影響で、自然に減っている可能性が高い項目ではあるのだが……。前出の家計の節約に詳しいファイナンシャルプランナーの山崎俊輔氏はこう解説する。

需給のバランスが崩れ、品薄になっている店舗もあるのでこまめにチェックしたい。
需給のバランスが崩れ、品薄になっている店舗もあるのでこまめにチェックしたい。

「通勤定期の買い方についてはこれから慎重になったほうがいいですね。テレワークに舵を切らざるをえなくなったことで、出勤する日数は減少するケースが増えてきます。6カ月定期を購入していた場合、出勤が減少するなら解約を考えたほうがいいかもしれません。1カ月定期も少なくとも15日くらいは出社しないと元が取れないため(鉄道会社によって異なる)、定期より回数券のほうが効率がよくなる可能性もある。少なくとも損にはならないよう注意を払いたいところです」

新型コロナウイルスの影響は生活に思わぬ変化をもたらしつつある。

例えば、自動車代。少し前までは「自家用車を手放し、必要なときだけカーシェアリングやタクシーを使う」という節約方法が定番だった。駐車場代やガソリン代、車検費用などの維持費を考えれば、依然としてそのほうが割安なのは確かだが、「感染リスクを考えると、カーシェアリングやタクシーの利用がためらわれる」という別の要素が浮上した。