6.2兆円のシャイアー巨額買収で世界トップ10に食い込んだ。今や社員の9割は外国人。グローバル化した「世界のタケダ」を率いるフランス人社長、クリストフ・ウェバー氏は、日本人をどう見ているのか。

シャイアー買収、NY上場で世界企業に

武田薬品工業代表取締役社長CEO クリストフ・ウェバー氏
武田薬品工業代表取締役社長CEO クリストフ・ウェバー氏

武田薬品工業は2018年12月にニューヨーク証券取引所に上場し、翌月の19年1月には日本企業史上最高額の6.2兆円を投じてアイルランドの製薬大手・シャイアーを買収。製薬会社の売り上げで世界トップ10の仲間入りを果たした。

今や世界に80拠点を持ち、社員5万人を抱え、そのうち外国人社員が9割を占めるグローバル企業である。