▼銀行に預けても殖えない時代、賢い「お金の預け先」は?

「金利」よりも「手数料」に注目

現在、預貯金でお金を殖やすのはほぼ不可能。ネット銀行などを利用すれば、多少高い金利が適用されるが、それでも0.1%程度の上乗せにすぎない。銀行選びは、金利よりも付帯サービスを重視したい。

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比較のポイントはATMの時間外手数料とコンビニATMの手数料。加えて家賃など定期的に振り込みをしている人は、振込手数料もチェックしておきたい。

金融機関は一定の取引条件をクリアすると、ATM手数料や振込手数料を優遇する制度を設けているが、ここにきてその条件を厳しくする金融機関が増えている。給与振込口座にしても回数制限があったりする。

そこで活用してみたいのは、労働金庫だ。労働金庫は全国に店舗があり、基本誰でも利用でき、コンビニATM等に広く対応している。ただし、エリアによって組織が区分化されているので、住所地または勤務地を管轄する労働金庫で口座開設をする。銀行、ゆうちょ銀行、コンビニなどのATMで引き出しをするといったん手数料がかかるが、後でキャッシュバックされる。また、給与振込などを利用していると月3回まで振込手数料がキャッシュバックされる(いずれも中央ろうきんの例)。