言い訳タイムで勝手に反省させる

私は今35歳。上司世代と部下世代に挟まれて、どちらの気持ちも理解できます。そのせいか、上司世代の方が抱いている「今どきの若手社員」像が現実とは少しズレているように感じるのです。

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今どきの若者は一括りに「さとり」「ゆとり」と片付けられがちですが、実はとても冷静に上司や先輩のことを観察しています。たとえば「この上司は言っていることと、やっていることが一致していない」とか、「この先輩はとりあえずほめておけばいいと思って、口先だけでおだててほめている」といったこともお見通し。そのうえで、「この上司は尊敬できるから指示を素直に聞くけれど、この先輩は実力もないのに威張っているだけだから適当に聞き流しておこう」と、人によって対応を変えたりするのです。

上司世代からすれば、こんな部下は身勝手で生意気に映ります。しかし彼らからすれば、自分たちのことを正しく知ろうともしないことに対し強い不満や怒りがあります。それを感情的にぶつけてくればまだ可愛げもあるのですが、そこは冷静なので、「自分を認めてくれない上司の下にいても意味ないですからね」とサクッと会社を辞めてしまうこともあるのです。