ギリギリまで寝てしまい遅刻する癖は、どうすれば直るのか。商品開発コンサルタントの美崎栄一郎氏は「遅刻する人は『起きるべき時間』の定義を変えるといい。そうすれば慌てることなく、ギリギリの時間まで寝ていられる」と指摘する——。

※本稿は、美崎栄一郎『脱ムダ、損、残念! 今度こそ、やめる技術』(あさ出版)の一部を再編集したものです。

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忘れ物防止は「メモ帳に書く」のがいちばん

「あっ……、あれがない!」

あなたにもありますか? 忘れ物グセ。忘れ物があるかどうか、頭の中だけでチェックしてしまうから、抜けが出てしまうのです。ですから、ポイントは頭を使わないようにすること。

忘れ物を防ぐいちばん簡単な方法は、「チェックリスト」を作ることです。私の場合は、チェックリスト用のメモ帳を作っています。メモ帳はリングタイプの小さいサイズ。項目ごとにページを変えています。

リングノートにしていると、チェックが終わっていないページをいちばん前のページに持ってきたりと自由に動かすことができるので便利です。

メモ帳に書くのには、理由があります。たとえば、私が主催している朝会は、必要なモノがたいてい同じ。そこで、リングタイプにすると、一度書いてしまえばそれを使い回すことができます。書いたモノを見てチェックするのは、考える必要がありませんから速いしラクです。

もちろん、あとから追記することもできます。状況に合わせて、リストをバージョンアップしていけばいいだけ。

リストを見ること自体を忘れてしまう人は、「持ち物確認」を習慣づけてしまいましょう。1日が始まったら、「起きる→顔を洗う→着替える→チェックリスト確認……」を繰り返すのです。