必要具一式を「セット」として常備しておく
それでも難しい人は「ToDoメール」がおすすめです。「やること」「確認する時間」をメールで送信しておけば、その時間にやるべきことをお知らせしてくれます。スマホ用のスケジュール管理のアプリを使っても、同じように時間になったらアラームとともにやるべきタスクを表示してくれます。
リスト以外の工夫としては、「セット」を作るのもいいでしょう。同じシーンで使うモノをセットにして置いておくのです。たとえば、私は「講演用セット」として、MacBookと電源ケーブル、プロジェクター出力用のケーブルを小さなカバンに入れています。ノートパソコンのような大きなモノ以外なら、100円ショップで売っているようなジッパー付きのビニール袋で十分事足りるでしょう。
出張中に持っていく衣類なら、あらかじめ洗濯ネットの中に入れてまとめておきます。セットができていれば、出張先のホテルでも慌てませんし、着替えたあとの衣類を空いた洗濯ネットに入れて持ち帰ればそのまま洗濯もできて便利です。
ギリギリまで寝る人は「起きるべき時間」が違う
いつも、ギリギリまで寝てしまう。そして、朝がバタバタになってしまう。
私もギリギリまで寝ている口ですが、朝、慌てるようなことはありません。
それは「起きるべき時間」の定義が違うからです。
多くの人が考える起きるべき時間は、出かけるタイミングから逆算して、ギリギリの時間です。当然それでは、慌ただしく家を出ることになってしまうでしょう。一方、私の場合の起きるべき時間は、出かけるタイミングではありません。朝仕事をするために起きるべき時間。それがギリギリの時間です。
もちろん、私もなかなかパッと起きることは簡単ではありません。ですから、自分に必要な睡眠時間を確保しておくことと、次の日の朝に「好きなこと」や「やりたいこと」「大事なこと」を設定しておき、それを前日の夜に意識しておく。そうすれば、すっきりと起きることができます。
特に次の日の朝の「お楽しみ」を決めて寝ることは大切です。明日は海外旅行で飛行機の時間が決まっているというとき、たいていの人は普段朝が弱くても、パッと目覚めることができます。
人は起きる目的がはっきりしていて、しかもそれが楽しいことであれば目覚めよく
起きることができるのです。
そして、これを応用して生活のリズムを作っていきます。