私たち日本人なら、中国の圧力にどう応じるか

最後に産経社説は書く。

「無理を承知で言えば、林鄭氏がなすべきは、今からでも緊急法を撤回し、実質を伴った市民との対話に臨むことだ。それができないなら、せめて混乱の責任を取り辞職を検討すべきだろう」
「自由を求める香港市民の声が、さらなる強権で封じられることを傍観してはならない。国際社会は結束して中国の介入を防ぎ、香港の高度自治を訴えるべきだ」

撮影=的野弘路
9月20日16:23 香港 荃湾(チュンワン)駅。学生たちによる「人間の鎖」。約1kmにわたって手を繋いだ学生が駅を取り囲んだ。

「無理を承知で言えば」は余分だが、「緊急法の撤回」や「市民との対話」には沙鴎一歩は大賛成である。私たち日本人は、香港の抗議デモを「他山の石」とする必要がある。中国の圧力にどう応じるか。今後の動きに世界が注目している。

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