病気やケガによる入院や手術に対し、入院給付金や手術給付金が受け取れるのが医療保険。子どもの独立などで責任も減り、減額方向にある死亡保障と違い、年を重ねるごとに不安も増し、生涯にわたり気になってくるのが医療保障だ。

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トップは、「キュア」(オリックス生命)。保険料の割安感、生活習慣病への手厚さが人気のようだ。「最低限必要な保障を、割安な保険料で準備できる」(小栗悟氏)、「七大生活習慣病による保障日数が通常60日のところ、120日と長いのが魅力」(小川千尋氏)といったコメントが、数多く寄せられた。

自身でも加入している柳澤美由紀氏は、「父が心臓病で他界していること、母方ががん家系であること、その母も脳梗塞で倒れたことがあることから、三大成人病に手厚いキュアに加入」とのこと。三大成人病で入院した場合に受け取れる三大疾病治療1時金が狙いとか。「三大成人病で、入院時に給付金が出るのは、いまのところキュアだけ。当面の医療費に備えるため、給付金50万円のものに入っています。それに、保険料の払い込みを60歳までにできるのがいい。老後の年金が少ないフリーランスの私のニーズに合っていました」(柳澤氏)。

僅差で2位になったのが、「EVER」(アメリカンファミリー生命)。田中香津奈氏によると、日本でもっとも加入者が多い医療保険だそうだ。「オリックス生命のキュアは、健康で若い層をターゲットにしているため、一定層にはメリットがある。対してEVERは、老若男女に門戸を広げているという点で、EVERに軍配があがります。しかも、アメリカンファミリー生命の給付金を支払うまでの日数は、各保険会社の中でもかなり短いほうといえる」(田中氏)。

さらに、田中氏は、健康に不安があってEVERに加入できない人には、「やさしいEVER」があるという。ただし、保険料は割高。「でも、この種の引き受け基準緩和型の中では割安のほうですよ」(田中氏)。

このほか、「保険料の安心さと適切な保障内容」(浅田里花氏)、「保険料の払い方も、終身払い・途中から半額・途中から払い済みと選べるのもいい」(関根芳美氏)といったコメントもあった。