筋トレから人生をアップデートする

無論、単なるイメージに過ぎませんが、こんな感覚を繰り返し身体中に浸し続けていくと、物事の見方に変化が起こり、ふだんは気がつかない「キーワード」が頭に浮かぶことがあるのです。

数カ月前も、身体を追い込んでいく最中、

「そうだ、この世の中で一番大切なのは『気づかい』じゃないか!?」

脳の深奥部に横たわっていた万物に通底するのは「気づかい」ではないかという妄想にも近い思いでしたが、そこから一気呵成ともいうべき熱量で書き上げたのが、「『また会いたい』と思わせる気づかい」という本でした(本の宣伝かい!?)。

身体と頭脳はみっちりつながっていることを痛感しています。

『老後は非マジメのすすめ』(立川談慶著・春陽堂書店刊)

おかげさまで私も「いつもこのままでいいのか? もっと刺激はあるはずだ」という思考法を談志から学び、筋トレで実践し、落語のほうにフィードバックさせていただいています。この姿勢は物書きとしても役立っているように思います。

私はともかく、「デキる人は筋トレにハマる」というのは、やはり世の真理ではないかと年を重ねるたびに確信を深めています。

「現状肯定」からは何も生まれません。肉体にきちんと負荷をかけられる人は、思考にも同じように負荷をかけられる。思考にきちんと負荷をかけられば、筋肥大のように「昨日よりも大きくなった枠」の中でさらに深い思考を繰り広げていけるはずです。

人生をアップデートするには筋トレから。BGMは談志の落語で。生まれ変わりたいあなたにぜひおすすめします。

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