長い人生、絶対に寝てはいけない場面は多々存在する。が、どうしても睡魔に勝てないときもある。そんなときは、どうするべきか? 常に睡魔と闘っている多忙なビジネスパーソンに話を聞いた。

会議で寝るために「普段から仕込む」

学生時代ならば受験、大事な彼女との映画デート、社会人になってからは重要な会議……。絶対に寝てはいけないのに、襲いかかる睡魔に耐えきれず、つい寝てしまったという者も少なくない。小誌の調べでは、役員の10%、平社員の19%が「大事な会議で寝てしまったことがある」と回答した(グラフ参照)。

「超有名経営コンサルタントも、第一志望の東大受験時に睡魔に勝てず、試験中居眠りして不合格になったという噂です」とは、業界関係者の話。大物ですら睡魔に苦しんでいたのだ。それでもバレずに眠れる方法があったとしたら、頭の片隅に入れておいても悪くないだろう。20~40代のビジネスパーソンに聞いた、会議中、バレずにこっそり寝るテクニックを紹介しよう。

「寝ていることがバレない方法を考えるから、失敗するんです。逆です。起きているのか、わからない人になればいいんです」とは、関西地方に本社を置く専門商社勤務のA氏(30代)。バレずに寝る方法は、むしろ起きているときの振る舞いに秘訣があるという。