プレジデントオンラインは全上場企業の「平均年収ランキング(2018年版)」を作成した。平均年収が1000万円を超える企業は87社で、昨年から12社増えた。ランキングの1位は2994万円のM&Aキャピタルパートナーズで、昨年より1089万円もアップした。一方、昨年1位だったGCAは580万円ダウンで7位、昨年7位だったフジ・メディアHDは360万円ダウンで46位に急落した――。

昨年に続きM&A助言会社がランク上位に

プレジデントオンラインは、全上場企業の「平均年収ランキング(2018年版)」を作成した。もとにしたデータは2018年6月末時点の有価証券報告書。データ抽出では企業価値検索サービスの「Ullet(ユーレット)」の協力を得た。

結果、社員の平均年収が1000万円を超えている上場企業は87社で、昨年の75社から12社増えた。内訳は業種ごとにM&A助言会社や投資ファンド、メガバンクなどの金融関連が22社、医薬・化学・食品が14社、マスコミが12社、機械や住宅設備などのメーカーが11社、総合商社と不動産がそれぞれ7社、建設が3社、ITなどのコンサルが6社、IT・通信・ゲームが4社などとなった。

全上場企業のうち最も平均年収が高かったのは、昨年に続きM&Aアドバイザリーを手がけるM&Aキャピタルパートナーズ。平均年収は2994万円で、昨年の1905万円から1089万円も増えた。全上場企業の平均年収は599万円(商工リサーチ・2017年決算「上場2,681社の平均年間給与」調査)だから、そのおよそ5倍だ。