人生100年といわれる時代。国の公的支給は縮小傾向が続いており、老後には自分自身で備えるしかない。対処法はあるか。7つのテーマにわけて、お金のスゴ技を紹介しよう。第5回は「自宅売却」について――。(全7回)

※本稿は、雑誌「プレジデント」(2017年11月13日号)の特集「金持ち老後、ビンボー老後」の記事を再編集したものです。

古い設備は一新し、フローリングは万人受けする素材に

自宅を売却する際、より高く売るためのポイントは3つ。「リフォーム」「ホームステージング」「プロカメラマン撮影による写真」です。

AFLO=写真

なかでもリフォームはやり方次第で物件価値が数百万円は上がります。ただし、買取再販会社などのプロの業者に頼るのはおすすめできません。利ザヤを取られてあなたが手にするお金はガクンと下がります。

では、どうすればいいか。ここでは一般人でもすぐに使える持ち家を高く売るための知恵をお伝えします。

まず、リフォーム費用は300万~500万円に留めておくこと。この範囲内でのリフォームが、「リフォーム+α」の売値を最も期待できる予算感です。

次に「万人受け」する仕様を心がけてください。打ちっぱなしのコンクリートなど趣味性の高い内装は一般受けしません。私たちの手がけるリノベーション物件の内装をすべて無垢材で統一しているのも、好きな人が一定数いるスタンダードな素材であるからです。

しかも市場への無垢材の流通量自体が少なく、その希少性も魅力に映ります。ですから、あなたがリノベーションする際にも無垢材のほかオーク材など、時代に左右されずに好む人の多いフローリングにするといいでしょう。