受講生の内訳は学生3割、社会人7割

今はスキルがなくても、プログラム技術を学ぶ手もある。2016年7月にIT企業のdiv社が女性を対象に実施した「プログラミング1日講座」には、多くの女性が参加した。

「受講者の3割が、プログラミングを副業に活かしたいと考えていました。20代の未婚者でも、将来の育児期間中に自宅で仕事をしたいと意欲的です」(div取締役の中山紗彩さん)

(左)div取締役 中山紗彩さん(右) 株式会社divが運営するプログラミングスクールの様子。主に文系の学生やサラリーマンが学びに来ている。

同社は1~2カ月でプログラミングを身に付けるための有料スクールを教室とオンラインで運営しているが、受講生の内訳は学生3割、社会人7割。

「スクールでは座学の講義は行わず、とにかくプログラム作業の手を動かしてもらう実地方式です。社会人のうち、個人で受講される方の業種はさまざまですが、今後新しい活動を行う場合にITは欠かせないので、技術をきちんと学びたい思いで受講されていますね」(中山さん)