「当日配送」はヤマト運輸頼みだったのか

今年4月、ヤマト運輸がアマゾンジャパンを含む当日配送サービスから徐々に撤退すると報道された。これを受けて、アマゾンジャパンはデリバリープロバイダ(提携する地域限定の配送会社)への当日配送サービスの委託量を増加したところ、配送遅延が発生。その問題がツイッターなどで拡散した。

このため「当日配送が滞りなくできていたのは、結局ヤマトがすごかったのではないか」など、アマゾンの物流能力を疑う声が高まった。だが私は、アマゾンが何より優れているのが、物流を最適化・合理化するための“ロジスティクス”の部分だと考えている。混乱は体制変更に伴う一時的なもので、すでに落ち着いている。