世界の自動車メーカーは近未来の自動運転にもつながる先進の事故予防安全技術の開発にしのぎを削る。そんななか、「2020年までに新しいボルボ車での交通事故による死亡・重傷者をゼロにする」という目標を掲げたのはスウェーデンの高級車ブランドのボルボ・カー。

ボルボ・カー・ジャパン社長 木村隆之氏(AFLO=写真)

「設計の基本は、常に安全でなければならない」とはボルボの創業以来変わらぬ精神だ。これについて、ボルボ・カー・ジャパンの木村隆之社長は「おかげで安全技術にこだわり続けるブランド価値を再認識されて来店する顧客が増えた」と満足げに話す。国内の輸入車ブランドではベンツ、VW、BMWのいわゆる“ジャーマンスリー”の人気が際立つが、ボルボも昨年は前年比7.8%増の1万4543台を販売。今年上半期(1~6月)の累計でも前年同期比10.2%増の7873台と快進撃が続く。

(写真=AFLO)
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