【想定されるリスクを数値化したい】

[4]感応度分析を使いこなそう

回転寿司ビジネスの場合、今後競合チェーンの進出で客数が減ったり、円安の影響で材料費が高騰するなどのリスクが想定される。そこで、活用するのが感応度分析。指標が変化したときに、利益にどれだけの影響を与えるかを可視化できる。

(a)感応度分析はデータテーブルの機能を使い、算出する。リスクと捉えている「客数」と「材料費率」を並べ、起こりうる値を入力。

(b-1)2015年の利益を基に感応度分析を実施し、リスクを可視化していく。はじめに図内の左上のセルにK47のセルを参照する。

(b-2)今回は2015年の利益を参照する。ほかの年度の値を入れれば別のパターンも作成することができる。

(c)参照したセルと縦横の項目を選択し、「データ」タブ→「What-if分析」→「データテーブル」を選択。アイコンが表示される。

(d)「行の代入セル」に2015年予測客数であるK40のセルを選択。次に「列の代入セル」で2015年の予測材料費率であるK43を選択。OKをクリックする。

【完成】「客数」1億人と「材料費率」45%を中心に、値が増減したときに利益がどの程度変動するかを一目で判断できるようになった。