空気を読む。よく耳にする言葉です。会議や上役との折衝、取引先との商談など様々な場で、空気を読むことが求められます。ところが、空気を読む人間ばかりで仕事が停滞した場面では、KYな人間が必要とされることがあります。空気を読む人と読まない人とでは、どちらが成功するのでしょうか。
空気を読むことの是非を考える際には、「セルフ・モニタリング(SM)」が役に立ちます。SMとは、簡単に言うと、相手の気持ちを察することができること(感受性)、その場に合わせた適切な行動がとれること(変容性)を指します。つまり、SMが高い人ほど、空気を読むのが上手い人です。対応力に優れているのですが、優柔不断とも言えます。一方で、SMが低い人は他人を気にせず自分の信念に基づいて行動する人です。日本のような空気を読むことが美徳とされる社会では、KYと呼ばれ、生きづらいかもしれません。
周りの人がどれくらい有休をとっているか
日本が空気を読む文化であるということは、SMが高いほうが望ましい社会だと言い換えられます。ところが、それが今の社会の停滞を招いているのです。近年のブラック企業の蔓延や、最近では大手広告代理店の若手社員の過労自殺のニュースなどを受けて日本人の働き方が見直され始めています。こうした労働問題の根本にもSMの高さがあるのです。
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(構成=伊藤達也)


