「そもそも、どこでやっているかわからない」禅や瞑想に関心を抱きながらも、そんな理由であきらめるなかれ。実は全国津々浦々、参加できる会はある! 各地の正統派&変わり種スポットを一挙紹介。

<西日本編>時には30秒、時には1年かけて、自分の心と向き合う

1. 妙乗院(愛知県東海市)

▼名古屋駅から車で約20分。住宅街に流れる人工滝
毎月第2土曜日に滝行→写経→座禅と密教瞑想コースを提供。滝行は一人1分半程度で、毎回50名前後が参加する。「滝行をすることで、座禅を何年かしないと味わえない無の世界をたった30秒で体験。自分自身をリセットできます」(住職)。初心者は水量少なめ、上級者は水量多めの気遣いも。最近はメンタル面を鍛える目的で、企業研修が増加中だ。

2. 林昌寺(愛知県春日井市)

▼スイーツ+座禅でお寺に親しむ
住職いわく「一般の方が寺院に親しみを持っていただく手段として」始まったお寺カフェは2016年で8年目。毎月2日間だけ土日を通して行われる。寺限定のタルト、ロールケーキ、和菓子などが人気を集め、2日で500~600名の利用が。15時半ラストオーダーの後に座禅体験があり、つなげて利用する人も少なくない。

3. 妙心寺如是院(京都府京都市)

▼お寺でヨーガ&プチ座禅
主催団体は「バランスヨーガ」。「今流行りのストレッチ的ではない、自分のできる範囲で身体を感じることを重視するヨーガレッスン」(代表)が約60分。それとともに住職の指導のもと、15分×2のプチ座禅も体験できる。ヨーガと聞いて女性の参加ばかりかと思いきや、夫婦やカップルも多く、男性の参加率は全体の約2割に及ぶ。

4. 宝泉寺禅センター(京都府亀岡市)

▼京都で自分を見つめる禅修行
時間が取れない人は土日の1泊、基本は3泊4日、さらに4泊~1年の中長期修行を受け入れる。当然、坐禅だけではなく、禅修行全体の体験が可能だ。「人生の再起をかけ、気持ちの整理にこられる参加者が多い。他の修行者との交流により『人生観を広げることができた』という感想が多々あります」(住職)。