総合書店「丸善」が創業したのは明治2(1869)年。ハヤシライスを作った男、早矢仕有的が、近代的な西洋の知識を日本に輸入するために創業した。以来140年、丸善は数ある書店のなかでも、洋書、和書の品揃えの豊富さで知られてきた。「知」の本拠地ともいえる丸善の本店店舗は東京駅前の丸の内オアゾにある。1階から4階までの総フロア面積は約1750坪。120万冊の書籍、雑誌が並んでおり、売り場面積の広さ、在庫本の冊数ともに日本最大級である。

70人近いスタッフはさっと列をつくり、すぐに朝礼が始まる。およそ10分間と短時間だ。

70人近いスタッフはさっと列をつくり、すぐに朝礼が始まる。およそ10分間と短時間だ。

本店を運営するスタッフは200人。早番、遅番があるので、毎朝8時30分から行われる朝礼につねに出席するのは70人ほどだ。また、遅番スタッフのために昼礼、夕礼も行っている。

(尾関裕士=撮影)