話の「枕詞」のクオリティが人生を決める!
【B ロジカル系コミュニケーション力】
(1)結論からいう
最も分かりやすいのは、結論話法です。報告でもプレゼンでも会議でも、結論が先に分かるとその後の理由や具体例などを相手側はじっくり聞くことができるものです。結論からいう口ぐせは、次の通りです。
〈口ぐせ〉
「結論から言いますと……」
「一言でいうと……」
大切なことは、まずこの口ぐせで始めることです。頭の中で話がまとまっていないからとダラダラ背景から話すのではなく、思い切ってこの2つの口ぐせのうちいずれかから切り出しましょう。思考がどんどん結論話法に慣れてきます。日々の小さな鍛錬です。
(2)端的に話す
ダラダラと長く、まとまりのない指示や報告は、相手を不快にさせ、誤解を生みやすくします。相手に明確に伝えるには、いくつの話があるのかを先に言うことが重要です。
〈口ぐせ〉
「3つ報告がありまして……」
「2つの理由があります……」
人間はポイントの数があると全体像を意識できます。いくつの話があるかを伝えると分かりやすいのは、日本人のみならず万国共通のコミュニケーションです。
(3)長い報告を整然と話す
長い報告をダラダラと話してしまうと、上司がイライラしたり、途中で遮られて、話のストーリーが支離滅裂になったりすることがあります。長い話を分かりやすく整理して伝えるには、話を幹と枝葉に分けるといいです。そして話の幹をトピックとしてまず伝えて、その後、詳細(枝葉)を話すのです。
〈口ぐせ〉
「今回のトピックは○○と△△の話をします。では○○の詳細ですが……」
このように全体のトピックを伝えてから詳細の話に移ると、相手は大枠を把握しつつ詳細を理解できるので、安心して話に集中することができます。
以上、今回はヒューマン系コミュニケーション力、ロジカル系コミュニケーション力を高める口ぐせをご紹介しました。
ぜひ、日々活用して口ぐせから思考を変えるキッカケにしてみてください。