生活の8割は“自動化”された習慣で成り立っている
運動、片づけ、ダイエット、勉強、早起き、長時間残業……。
私たちの生活の8割は“自動化”された習慣で成り立っていると言っても過言ではありません。自動化された習慣のほとんどは、無意識にやっている癖や習性のようなもののため、もし、そこに重大な問題点があったとしても、意識の焦点を強く当てなければ絶対に改善することはできません。
そこで、今回活用したいのが「見える化」という作業です。
1.なぜ、「見える化」なのか?
私たちには「見える化」すると自分自身を改善したくなる本能のようなものが備わっています。習慣化のコンサルティングをしていると、そのことをつくづく感じるのです。
私たちの脳は、五感の情報に反応します。
見ているもの(視覚)/聞こえたもの(聴覚)/触ったもの(触覚)/味わったもの(味覚)/匂ったもの(嗅覚)
この中で、私たちが情報を最も多く得るのはどれでしょうか?
『産業教育機器システム便覧』によると、情報収集の割合の大きなものから、
視覚器官83%/聴覚11%/臭覚3.5%/触覚1.5%/味覚1.0%
であるとしています。
実験の背景などはさておき、ダントツに視覚からの情報が私たちに影響を与えていることがわかります。つまり、視覚化(見える化)することで、自分自身でもその内容を意識できるのです。