すでに関係ができている取引先だからこそ、ついうっかり気を緩めてしまいがち。ポイントをおさえておくだけで、この人が担当者でよかったと思ってもらえるはず。

1.【席次】エレベーターの上座はどこか

Q. エレベーターに乗り、1Fの玄関まで得意先をお見送りすることに。エレベーター内のどこへ誘導するべきか。

A. 操作盤の前が下座で、奥が上座です。先に乗客がいる場合も、なるべく奥へ誘導しましょう。乗る際には、下座の者が扉をおさえて、目上の方に先に乗っていただき、降りるときは「開」のボタンを押して、最後に降ります。(マナーのプロ 伊東絹子氏)

2.【席次】タクシーの上座はどこか

Q. 得意先の担当者と駅で待ち合わせて、タクシーに乗車することになった。タクシーのどの席へ案内すればいいか。

A. もっとも安全性が高い、運転席の後ろが上座になります。奥につめられるのを好まない方もいますので、「よろしいでしょうか」と一声かけるのが親切。道案内したり、精算しやすい助手席が下座になります。(伊東)

3.【席次】社用車の上座はどこか

Q. 得意先を社用車で自社工場へ案内することになった。どの席へ誘導すればいいか?

A. 社用車の場合、タクシーとは席次が変わり、一番ゆったり座れる助手席が上座になります。人数が少なく、後部席を希望されるようでしたら、そちらにご案内を。相手の意思を汲んで、臨機応変に対応してください。(伊東)