なぜ、男はニオイ対策に無頓着でいられるのか
それにしても、ニオイ対策ができていな男たちは、なぜこうも無頓着なのか。
まさか、「○○さんは爽やかですね! 全然40代には見えませんよ」や、「オレ、クサい?」「まさか! 全然平気ですよ~」といった女性の社交辞令を真に受けているのではないか? 職場で働く女性にとって男性上司・同僚を軽くヨイショするなんて朝飯前だ。
残念ながら、「クサくない」という評価は日によって上下するもので、アテにはならない。女性たちは、日ごろ、ショッピング施設や美容店などでアロマセラピーやらお香やらのいい香りに包まれ、家では柔軟剤を使う、いわば人工的ないい香りに慣れている。だから、男性陣のまったく無防備で野性的な汗のニオイや口臭、数年分のタバコ臭・居酒屋臭が染みついたスーツやコート、満員電車内で強制的にかがされる男用整髪剤のへんてこな香りには大いに違和感を覚える、という声が多い。男性には口に出して言わないだけだ。
昨日までは本当に「無臭」と感じていた男性上司が今日は汗のニオイを漂わせたら一瞬で感知し、「クサメン」認定をされるのが女子業界の暗黙の了解。そんな女性から「異臭」を嗅ぎ取られないようにするには、もはや女子ウケする柔軟剤の香りでごまかすしかないかもしれない。
[出典]
・湘南美容外科クリニックによる「匂い」に関するアンケート/調査対象:14歳~49歳の男女各200名(計400名)/調査年月:2013年5月/http://www.s-b-c.net/media/newsrelease-20130528_01.html
・AGAスキンクリニックによる薄毛に関する意識調査/調査対象:20代以上の男性1030名/調査年月:2015年5月/http://www.agaskin.net/public/000.php
・インテージによるビジネスパーソン意識調査「男性の美容意識」/調査対象:20歳~59歳のビジネスパーソン男性800名/調査年月:2015年2月/https://www.intage.co.jp/library/20150325/